「手術ですね」と言われてまず考えたこと

子宮筋腫卵巣嚢腫が判明し、手術が必要だと告げられたとき、

いちばん最初に考えたのは「私ひとりでなんとかできるだろうか」ということだった。

 

ネットで体験談を読み漁っては、入院はいけるけど手術は立ち合いが要る…?など、

とにかく自分ひとりで動くことを前提にいろいろと考えて考えて、

ただでさえ思ってもいない病気が見つかって精神的に不安定なのに、

なんでこんなにひとりでがんばらなれければいけないのかと心が折れそうになる。

 

肉親に打ち明ければ、入院中のあれこれを手伝ってくれるだろうけれど、

病気になったのはお前に原因があると言われるのは目に見えているし、

これ幸いと、干渉するきっかけにされかねない。

それが嫌だから、こんなにも自分だけで完結させることに執心しているのであって、

そもそもそんなことを考えざるをえない状況が異常なんだよ!と怒りを覚える。

 

私はもう、今後一切肉親にかかわりたくない。

昔のように死んでほしいとか思わないから、ただ私に関わらないでほしい。

そう願っていることを、強烈に思い知った。