子宮筋腫・卵巣嚢腫 手術記 (判明~手術決定)

病名が判明してから、いろいろな方の体験談ブログを拝見して、

参考にさせてもらっていたので、私の経験も日記がてら記そうと思う。

 

≪判明したきっかけ≫

実家を出てから、月経痛がほとんどなくなり、鎮痛剤も不要なほど。

「ストレスがないと、こんなところも好転するのか~」と思っていた。

しかし2016年春頃から、また鎮痛剤を使用するようになっていた。

ただ、鎮痛剤を飲めば忘れる程度の痛みだったため、

とくに気に留めることもなく、そのまま放置していた。

 

秋頃から頻尿になり、だんだん仕事にも集中しにくくなってきたため、

何科にかかろうかググっていたところ、婦人科の病気で出やすい症状との記載が。

月経痛が急に重くなる・腰痛・月経時以外の下腹部痛など、

思い当たる要素が多かったため、2017年に入ってから婦人科を受診し判明。

 

今から思えば、大学生の頃は月経痛がもっとも酷く、

手のしびれや身体の震えが起こるなど、救急車を呼ぼうと思ったこともあった。

当時、病院では発覚しなかったが、あのときにも今回の腫瘍はできていたのかも。

 

≪病名の確定≫

いちばん最初にかかった小さな病院では、

7cm大の子宮筋腫があり、卵巣も4cm程度に腫れていると、すぐに指摘。

手術の可能性が高いので、大病院に紹介しましょうと言われた。

 

あまり信じたくない気持ちもあり、翌日に別病院にてセカンドオピニオン

そこでもほぼ同様のことを言われ、仕方なく大病院に紹介してもらった。

その時点が1月末。

 

はじめて大病院にかかったのが2月の初旬。

初診では、前の病院でやったのと同じ検査しかせず、何の結論も出ず、

MRI検査の予約を取るのみで終わり、「私の有休を返せ」と思った。

 

2回目はMRI検査の結果が出た後で、

最大10cmの子宮筋腫をはじめ、多発性のものであることが発覚。

おそろしいことに、「ひとつは典型的ではない画像の写り方で、

悪性か良性かの判断が画像では判断がつきません。

それが子宮筋腫なのか、卵巣の腫瘍なのかも分かりません。

最終的には、手術しないと分かりません」と言われたのだった。

 

正直、2つの病院で手術必要との判断だったので、それは諦めていたが、

まさか「なにか分からない」と言われるとは思っていなかったので、こわかった。

それにMRI画像は素人目で見ても、明らかに健康体な人間のものではなく、

腫瘍の大きさにも数にも、もう、うわー、としか言いようのない気分だった。

 

その後も、血液検査をしたりレントゲンを撮ったり、いろいろと検査をし、

CTの結果、なにか分からないと言われていたものは卵巣の腫瘍の可能性が高そう…というところまで判明し、

いざ手術となったのだ。ここまで要したのが2か月。

 

手術日決定まではいろいろあって…。

はじめ、担当医は「良性の可能性が高ければ半年後の手術」と言っていたのだが、

婦人科内で協議した結果、「悪性の可能性がある以上早めにしよう」となったらしく、

実際は、4月上旬に手術となった。

 

≪会社への報告≫

大病院に紹介してもらう段階で、手術入院の可能性があることを上司に報告。

ネットで体験談を見ると、術後1か月くらいは休まなきゃいけなさそうだし、

人員の補充や引継ぎなどを考えると、

早めに言っておいた方が迷惑がられずに済むだろうなという打算もあり。

 

ひとによっては、病名を知られるのがいやというのもあるらしいが、

私はそんなのは全然なかったので、上司と、病名を聞いてきた人には伝えた。

わりと、自分の親や配偶者が経験している人も多くて、

「ああ、それかー。よくある病気なんだね」ぐらいの反応。

 

あとは人事に相談し、傷病手当金や高額医療制度の使い方を教えてもらったり、

欠勤の手続きをしたり、という事務的な作業をおこなった。

社内の慶弔制度で、病気療養もいくらか頂けるというのを初めて知った。

(結婚と家族の死去だけだと思っていた)

 

思っていたより長々となってしまったけれど、

入院・手術~退院までは、またあとで書きます。

 

病気については、いろいろな本を図書館で借りましたが、

私はこの本がいちばん読みやすかったです。