子宮全摘することにした話
以前、子宮筋腫の筋腫核手術をした。
多発性だったため、全部を取ろうとすると出血が多くなってリスクが高まるということで、大きいものだけを摘出し、小さいものは残して経過観察しましょう、との結論で。
それから4年。半年に1回くらいで通院して検査を受けてきたけど、ついに手術を考える大きさまで成長してしまった。
じわりじわりと大きくなっていっていたから、いつかはこの日が来るのだろうなとは思っていたけど、4年は想定していたより早かったなあ…というのが正直なところ。
医師から提示されたのは
①症状が無いうちは手術は保留
②前回同様、筋腫核手術をする
の2つだった。
今の大きさでも、腹腔鏡はぎりぎりで、開腹になる可能性もあるという話だったので、まず①はあり得なかった。
筋腫は大きくなる一方で、今は症状がほとんど無くても、いつかは症状が出てくるかもしれないし、時間が経つほど開腹手術になる率が上がるのであれば、腹腔鏡で収まりそうなうちに処理してしまいたかったからだ。
そして②も微妙だなというのが率直な感想だった。
現在30代前半で、閉経まではかなり時間がある。前回の手術からたった4年しか経っていないことを考えると、今後も同じペースで手術になる可能性があるのは受け入れがたかった。
出産しないと決めている人間にとって、子宮はただただ面倒事をもたらす臓器でしかない。この際、子宮ごと手術で取ってもらう選択肢はないのだろうか、筋腫核手術と比較したときのメリット・デメリットを教えてほしい、と医師に伝えた。
医師からの回答は、おおまかには
≪メリット≫
・筋腫核手術よりも切る範囲が少なく済む
・9割以上の可能性で腹腔鏡でできる
・再発はなくなる
≪デメリット≫
・妊娠出産ができなくなる
という内容で、私にとってはデメリット0じゃん!となり、子宮全摘してもらうことに決めた。
(しかも月経が今後無くなるっていう大きいメリットもあるし!)
卵巣を残すため、ホルモン分泌には影響なく、骨粗鬆症や更年期障害にはならないはずではあるけど、ネット上の体験記を読むと更年期障害に近いような体調の崩し方をしている人も多そうだから、不安がなくはない。
でも今後手術を3回も4回も繰り返す可能性があるのに、希望的観測でそれを無視するのはできないな、という気持ちの方が強くて、この結論に至った。
前回の手術時、このブログに手術記を書き残していたのだが、そのときの自分に背中を押される部分もあって、記録しておいて良かったなあと思う。
今ある筋腫がまた大きくなってしまったらまた手術になるけど、
これぐらいの苦痛・苦労なら全然耐えれることが分かり、ちょっと気楽。
4年前の私がこう言ってることだし、まあ大丈夫でしょう。