2017-01-01から1年間の記事一覧

信じることにする、という意思 /関数ドミノ 

大好きなイキウメの作品が外部プロデュースで公演されていたので、観に行ってきた。 これまでそこそこの量の観劇をしているつもりだが、その中でベストの作品だった。 **ネタバレ盛大に含みます** 【あらすじ】 「ドミノ」と呼ばれる、本心から願ったこ…

死にたいわたしを救うのもまたわたし / 爽やかな逃走 (CIVILIAN)

9/1に子どもの自殺が増えるということで、 夏休みの最終日、NHKで特集番組をやっていたらしい。 その中で、わたしを救った音楽というテーマで何曲か取り上げられていたようだ。 大好きなバンド、Lyu:Lyu(現:CIVILIAN)の曲も上がっていたようで嬉しい。 そ…

子宮筋腫・卵巣嚢腫手術記 (術後5カ月)

サブテーマとして書いていた手術記がいちばん需要があるようなので、 手術のその後の話を書こうと思う。 手術後3週間で仕事復帰の予定だったが、 3週間ではふつうに歩くこともまだままならず、 少し動いただけで体力の消耗が半端ではない状態だったため、 「…

寄り添う、その一歩先へ / CIVILIAN

昨日のCIVILIANの改名1周年ライブ。 Lyu:LyuからCIVILIANになったことを体感させられたライブだった。 セトリの組立ても、Lyu:Lyu時代のものは中盤のアコースティックとアンコールのみ。 たった1年で、CIVILIANとしての楽曲だけでライブができるバンドになっ…

食べること、生きること / 天の敵

**ネタバレ盛大にしてます** イキウメの「天の敵」を観劇。 イキウメの舞台を観た後は、いつも良い意味でもやっとしたものが残って、 いろいろと考えさせられるのだが、今回のは飛びぬけてその度合いが高かった。 「ライターで“食っていく”って言うでし…

子宮筋腫・卵巣嚢腫 手術記 (入院前の準備)

物心ついてからの初めての入院だったので、 何を用意していいか分からず、とにかくネットで調べまくった。 病院から教えてもらえることもあるが、そうではないこともあるので、 今後の自分のためにもまとめておく。 (保険のことは自分の理解でまとめている…

子宮筋腫・卵巣嚢腫 手術記 (術後~退院)

前回の続きです。 ≪入院3日目・手術後1日目≫ 予定表では、トイレまで歩くのが目標の日。 (ベッドから3~4mぐらいか?) 朝目覚めて、どこが痛かったかというと、 傷口よりもなによりも、背中と鎖骨まわり。 肩こりがひどい私でもなかなか経験したことのな…

子宮筋腫・卵巣嚢腫 手術記 (手術前日~当日)

前回の続きです。 紹介された大病院が、婦人科の腹腔鏡手術が得意な先生のいらっしゃる病院で、 幸い、サイズ的にもぎりぎり開腹しなくても摘出できると言っていただいたので、 開腹ではなく、腹腔鏡手術をお願いした。 入院予定は手術前日も含めて6日間。実…

子宮筋腫・卵巣嚢腫 手術記 (判明~手術決定)

病名が判明してから、いろいろな方の体験談ブログを拝見して、 参考にさせてもらっていたので、私の経験も日記がてら記そうと思う。 ≪判明したきっかけ≫ 実家を出てから、月経痛がほとんどなくなり、鎮痛剤も不要なほど。 「ストレスがないと、こんなところ…

かわいそう、の罪悪感

「お母さん、娘をやめていいですか?」には、毎週のように胸をえぐられている。 娘をなじることしかしない親(主人公の美月からは祖母)が亡くなり、 最期に遺した言葉もまた、自分をなじるものだったことから、 精神的に不安定になる顕子(美月の母親)。 …

「家族」は免罪符にならない /カルテット3話

昨夜のドラマ「カルテット」が最高に良かった。 昔、幼い娘を利用して詐欺をはたらいた父親が亡くなり、 父親のいる病院の近くまでは行ったものの通り過ぎるすずめちゃんを見つけ、 真紀さんが追いかけていく。 平凡な脚本家だったらきっと、父親のところに…

「手術ですね」と言われてまず考えたこと

子宮筋腫と卵巣嚢腫が判明し、手術が必要だと告げられたとき、 いちばん最初に考えたのは「私ひとりでなんとかできるだろうか」ということだった。 ネットで体験談を読み漁っては、入院はいけるけど手術は立ち合いが要る…?など、 とにかく自分ひとりで動く…

わたしが決めるということ / あのひとは蜘蛛を潰せない(彩瀬まる)

親にかけられた呪縛と戦っている人は、この主人公は自分だ、と思うだろう。 温かいごはんを毎日用意し、娘が帰るまで食べずに待っていたり、 高価な服や化粧品を買い与えたりと過保護な一方で、 「頭が悪い」「脚が太い」とけなす言葉を放つ。 そんな母親と…