「家族」は免罪符にならない /カルテット3話
昨夜のドラマ「カルテット」が最高に良かった。
昔、幼い娘を利用して詐欺をはたらいた父親が亡くなり、
父親のいる病院の近くまでは行ったものの通り過ぎるすずめちゃんを見つけ、
真紀さんが追いかけていく。
平凡な脚本家だったらきっと、父親のところに行かなきゃと説得して、
「あーあ」とがっかりするシーンになっていたと思う。
しかし坂元裕二はやってくれた。
(大好きな脚本家さんなので、「やっぱり!」と「さすが!」の念を込めて)
行きたくない素振りを見せつつも「家族だから、行かなきゃだめかなあ」「父親が死んだのに行かないってわけには…」と呟くすずめに、
「行かなくていいよ、帰ろう、いいのいいの」と手を取って真剣な顔で力強く言う真紀さんが、女神に見えた。
2/7(火)までは、下記サイトで無料で見られるようなので、よろしければぜひ。